大井宿

Ooi-juku


甚平坂の急な山坂を越えて到着する「大井宿」は、市街地であるにもかかわらず、かつて庄屋を務めた古い町屋建築が現在も残り、情緒ある雰囲気を漂わせている。本陣は書院のある壮大な建物だったが、戦後、正門と松のみを残して焼失。樹齢200年を超すこの老松も平成19(2007)年に枯死してしまった。長年、人々に親しまれてきた松であったために、惜しむ声が多く、翌年、当主によって姿かたちがよく似た2代目の松が移植された。「中山道大井宿のれんアートコンテスト実行委員会」によるのれんアートコンテストの開催や、講演会や勉強会の開催、地元小学校の課外授業などにも出向く「中山道かたりべの会」、日本橋から数えて46番目の宿場町にちなんだ「しぶろく」ブランドによる町おこし、そして明治天皇行在所の改修など「大井宿」再発見の動きも活発で、新しい魅力を生み出し続けている。

宿場間マップ・散策マップ

中山道大井宿で和菓子の名店三昧
大井宿と「和」スイーツめぐり
[ 大井宿 / 岐阜県恵那市 ]

中山道大井宿「6つの枡形」と「和宮泉」
清らかな水を湛え、400年の歴史が宿る
[ 大井宿 / 岐阜県恵那市 ]


アクセス

<公共交通機関>
JR「恵那駅」下車すぐ
<お車>
中央自動車道「恵那IC」から約5分