伏見宿
Fushimi-juku

「伏見宿」は、木曽川と可児川という水運に恵まれ、河畔の湊とともに発展してきた宿場町。そんな「伏見宿」に、文政7(1824)年、珍獣ラクダがやってくるという一大事件が起こった。このラクダ、もともと献上品としてオランダ人の手で輸入されたのだが、幕府の辞退により興行師の手に渡ったもの。江戸への興行に向けて中山道をたどる途中、一行の数名が病にかかり、しばらく「伏見宿」に滞在することになったのだ。このラクダ伝説にちなみ、新たな観光案内などを行う「伏見地区ふるさとづくり活動センターらくだ」が平成21(2009)年にオープン。「伏見宿」内にある県立東濃実業高等学校の生徒がラクダをイメージしたカレーメニューを提案し、期間限定ながら地元のカレー店で採用されるなど、宿場町の活性化に取り組んでいる。
宿場間マップ・散策マップ
アクセス
<公共交通機関>
名鉄「明智駅」から徒歩約15分
<お車>
東海環状自動車道「可児御嵩IC」から約10分